理想の相手は“昭和の女”?
30代後半の男性・Aさんは、ある大手の結婚情報サービスに登録しました。真面目で仕事もできるタイプでしたが、恋愛経験は少なめ。紹介される女性と何度かお見合いをするものの、なかなかピンと来る人がいない…。
そんなある日、カウンセラーが彼にこう言いました。
「Aさんは、理想の女性像がかなり“昔気質”ですね。“控えめで家庭的で、和服が似合いそうな人”とか…」
Aさんは真顔でうなずきました。
「できれば、昭和初期くらいの感じの女性がいいですね」
(いやいや、そんな人今いないよ!)と心の中で思いつつ、カウンセラーは「ちょっと試しに」と、普段よりも10歳上の40代後半の女性・Bさんを紹介しました。
Bさんはまさにその“昭和の女”。おっとりしていて、料理や裁縫が得意。若い頃は着物モデルもやっていたというから、理想ど真ん中。
最初のデートは、なんと落語鑑賞と老舗の和菓子屋めぐり。2人はそこで大盛り上がり。
Aさん:「僕、抹茶羊羹を一緒に食べてくれる人をずっと探してたんです」
Bさん:「まあ、そんなにピンポイントな…でも嬉しいですわ」
まさに理想の出会いだったのですが、ここからが面白い展開。
Aさんは惚れ込みすぎて、次のデートでプロポーズを決行。しかも、昭和レトロな喫茶店で、ナポリタンとクリームソーダを頼んだあとに。
Bさん:「…あの、それ、ナポリタンに粉チーズをかける前に言うことじゃないですよ?」
結局その日は「もうちょっとお互いを知ってからにしましょう」と軽く断られたものの、その後もデートを重ね、半年後に正式に結婚。
式ではAさんがモーニング、Bさんが白無垢という、和洋折衷の装いで登場。招待客からは「タイムスリップしてきた夫婦みたい」と大好評。
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