プロフィール詐欺と唐突な年収チェック表

婚活アプリで出会った彼は、プロフィール写真ではスーツ姿で爽やかな笑顔。「

年齢:34歳/職業:外資系企業勤務/趣味:旅行とカフェ巡り」とあり、どこからどう見ても“当たり枠”だった。

私自身も、30歳を過ぎて婚活を本格化させていた時期。久々に「これは話が合いそう」と思い、すぐにメッセージのやり取りが始まった。

やりとりはとてもスムーズで、敬語も丁寧だし、返信も早い。趣味も合って、彼からの提案で週末にカフェで会うことに。

待ち合わせの時間、駅前に到着して彼に連絡すると、「あ、もうカフェ入ってます」とのこと。

先に入る派なんや…まぁ、いいか。

カフェのドアを開けると、手を挙げている男性がいた。…けど、誰?

思わず一瞬、店を間違えたかと振り返った。

そこにいたのは、明らかにプロフィール写真より10歳は老けて見える男性。おまけに服装は、ヨレヨレのTシャツに、洗濯しすぎたジーンズ。

彼は笑顔で「◯◯さん?〇〇です!」と名乗る。

心の中で「詐欺やん…」と思いつつ、気まずいのでとりあえず席へ。

注文を済ませ、軽く自己紹介を済ませたあたりで、彼のスマホが鳴った。確認してから突然こう言い出した。

「そういえば、僕ね、最初に聞いておきたいことがあるんですよ。」

…まさかの質問タイム開始。

「年収、いくらくらいあります?あと、貯金は?」

え?

「いや、別に変な意味じゃないんですけど、将来見据えたお付き合いしたいんで。」

しかも彼、手帳を取り出し、**「理想のパートナー収入チェック表」**なる手書きの紙を出してきた。

横軸には「年収300万以下」「〜500万」「〜800万」などの区分があり、縦軸には「共働き意欲」「家事スキル」「実家暮らし可」などの項目が…

「ここ、埋めてもらってもいいですか?」

私、リアルに言葉を失った。もうコーヒーの香りすら感じない。いやむしろ、豆に謝れレベル。

帰り道、私が学んだこと

婚活って「効率重視」になる気持ちはわかる。でも、人の心はExcelで管理できるもんじゃない。

プロフィール詐欺はまだしも、「収入の提出」を初対面で求めるその感覚は、どこか人としてズレてる。

そして、会話の途中で感じた違和感は…たいてい当たってる。直感、大事。

教訓まとめ

写真がやたらと加工されてる人は、要注意

初対面で「年収」「貯金」「親との同居」などを聞いてくる人は、地雷率高め

どんなにスペックが良くても、人としての距離感を大事にできないとアウト

「条件」ではなく「感覚の相性」こそ、結婚の土台になる

プロフィール詐欺に遭わないためにゼクシィでチェックゼクシィ縁結びエージェント